写真で買えちゃう、人工知能ファッションアプリ『PASHALY(パシャリィ)』をリリース

〜「あの人の、あの着こなしが欲しいのに」ショッピング迷子のお悩み解決
60万点のファッションアイテムから、人工知能がお手伝い 〜

サイジニア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:吉井 伸一郎、証券コード:6031東証マザーズ)は、「欲しい」「かわいい」と思ったファッション写真を送るだけで、だれでも簡単にオンラインショッピングできる人工知能ファッションアプリ『PASHALYパシャリィ』を開発、2月13日16時より提供を開始します。

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『PASHALYパシャリィ』の人工知能は、名前がわからなくてもどのようなアイテムかを分類して、ファッション通販サイトに登録されている約60万点(2017年2月時点)のファッションアイテムの中から商品を見つけてきます。人工知能に、自分の好みを教え込むなどの面倒な作業は必要ありません。

Instagramなどの写真を見てわくわくしたとき、美容室で雑誌を見ているとき、ウィンドウショッピングをしているとき。『PASHALYパシャリィ』は、「これ欲しい!」という瞬間を、「写真に撮るだけでショッピング」=「ショッパブル」という新しい体験に変える、ビジュアルコマースアプリです(特許出願中)。

サイジニアは、今後も、テクノロジーでファッションをもっと楽しく便利にしていきます。

【資料】

■『PASHALY パシャリィ』開発の背景
近年、欧米では、ミレニアル世代(*注1)を中心に、ブランドとのエンゲージメント(結びつき・つながり)のしかたに大きな変化が生まれています。それは、検索エンジンを起点とした情報よりも、ソーシャルなつながりを通じてもたらされる情報を尊重するという変化です。

(*注1)ミレニアル世代とは、1980年代から2000年ごろに生まれた、スマートフォンなどのデジタル機器に囲まれて育った「デジタルネイティブ」と呼ばれる世代。

また、カメラ機能と高精細ディスプレイを備えたスマートフォンの普及により、文字入力によるテキストよりもInstagramのような、画像(写真)を主体とするコミュニケーションが世界的に広がりを見せています。

そのため、特にアパレル企業を中心として、オンラインマーケティングの方法が、検索連動型のリスティング広告からInstagramなどの画像を活用したエンゲージメントの方法へと注目が集まっています。写真が商品の訴求の鍵となるアパレル分野では、画像を起点とするオンラインショッピング=「ビジュアルコマース」が、急速に普及が進むものと考えられています(*注2)。

(*注2)2016年にロンドンで開催された、NY発のファッション+テクノロジーのイベント『DECODED FASHION』でも、ミレニアル世代の心をつかむためにエンゲージメントの主軸となる画像を、いかにして「ショッパブル(買えるようにすること)」にするかについて熱い議論が交わされました。

■『PASHALY パシャリィ』が解決するビジュアルコマース時代のショッピング
テキスト情報とは異なり、コンピュータにとって、ある画像が何の画像かを理解することは難しく、また一般的には、クローズドなスマートフォンアプリの中の画像に、第三者が外部リンクを設定することもできません。

サイジニアは、人工知能技術を利用して、「あらゆる画像から商品購入ができるショッピング体験の実現」を目指しています。利用者の目の前にある、欲しいものを撮影、またはInstagramのようなSNS画像のスクリーンショットを撮ってから送信するだけで、画像の中に写っている商品が購入できるECサイトを見つけてきます(特許出願中)。

“Make Everything Visible Shoppable”――『PASHALY パシャリィ』は、ビジュアルコマースでオンラインショッピングの習慣を変えていきます。

※『PASHALY パシャリィ』サービスサイトは、https://pashaly.comをご覧ください(2月13日16時より提供を開始)。
※『PASHALY パシャリィ』写真素材は、https://service.scigineer.com/doc/sozai1702.zipをご利用ください。
※『PASHALY パシャリィ』Android版は2017年春以降で対応を予定しています。
※『PASHALY パシャリィ』は、サイジニア株式会社の『デクワス.CAMERA』を利用しています。
 『デクワス.CAMERA』サービスサイトは、https://www.deqwas.com/service/camera.html
  仕組みについては『デクワス.CAMERA』プレスリリース
  https://www.scigineer.com/news/20161019/2194/をご覧ください。

 
■サイジニア株式会社について
サイジニアは、「検索エンジンでは見つけられない幸せがある」という思いから、北海道大学大学院 複雑系工学講座の准教授と研究メンバーが立ち上げたテクノロジー企業です。
サイエンス+エンジニアリング=「サイジニア」として、先端科学の知見を工学的に応用、「複雑ネットワーク理論」や人工知能を活用した解析技術を実用化し、情報が多すぎて欲しいものが見つけられないという21世紀の課題を解決することを目指しています。

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